ブログ

  • HOME > 
  • ブログ > 
  • 新型コロナウイルスへの対応とお願い
2020.05.17

新型コロナウイルスへの対応とお願い

5月も半ばになりましたが、新型コロナウイルスは当初の予想以上に感染拡大が長引いております。当院の感染予防対策と当面の診療方針について、説明させていただきます。

コロナウイルのような飛沫と接触による感染拡大への対策は「環境整備」と「感染防御」になります。要は「触れるところを消毒などしてきれいにする」と「ウイルスが体に付着しないようにする」の2点が大切です。

なるべくマスク着用にて来院していただき、受付で手指消毒をしていただきます。マスク未着用の場合は手作り簡易マスクを装着していただきます。待合の椅子や機器の触れる部分を消毒していますので、湿っている場合がありますが、アルコールもしくは次亜塩素酸水ですので、人体には無害です。また空間除菌のため高濃度オゾンもしくは次亜塩素酸水を噴霧しておりますので、敏感な方は臭いが気になるかもしれません。こちらも人体に影響はございません。

次に防御ですが、患者さんに直接対応する職員は、マスク・フェイスシールドもしくはゴーグルタイプの眼鏡を装用しております。受付はアクリル板のシールドを設置しております。職員も感染リスクを感じながらも頑張っています。シールドなどで説明の声が聞こえにくくなる場合がございますが、ご理解ください。また手術説明など長時間の対面対応を要する場合は患者さんにもフェイスシールドを装着していただきますので、よろしくお願いします。

自粛と診療のバランスが難しいです。

日本の医療体制は、地域の開業医が個々の設備と能力に応じた病気に対応することで、高度な医療を必要とする患者さんが大学病院などで十分な治療を受けられるような医療システムとなっています。今回のコロナウイルスのような感染症で大学病院が一時的にでも機能不全に陥るようなリスクは極力減らさなければなりません。このためには開業医がある一定数以上の患者さんに対応しなければなりません。大きな医療システムの枠組みの中での立ち位置と、密を作らない自粛というのはバランスが難しいのですが、工夫をしながら地域医療を維持していく構えです。今のところは、慢性疾患で症状が安定している場合の受診間隔をあけるようにして、少しでも密を減らすようにしています。

もし医療資源を感染症対応に集中しなければならないような事態になれば、行政の指導次第では、診療体制の一時的な縮小などが必要になるかもしれません。コロナウイルスの勢いに応じた長期戦になると覚悟して準備してまいります。今後の体制変更などは逐次案内していく予定ですので、よろしくお願いします。

一番上に戻る
web診療予約web診療予約 お電話でのお問い合わせ 072-632-8600お電話でのお問い合わせ 072-632-8600